NPCからクエストをもらうと、会話文で見慣れた単語を発見。ブラインドガーディアン、ハンズィ・・・そう、このNPCはクサメタルバンド「ブラインドガーディアン」のボーカル「ハンズィ」だったのです。
ブラインドガーディアンをゲームに起用するという話をずいぶん前に何かの記事で読んだ覚えがあるが、この件だったのか。まさかのサプライズゲストにびっくらこいた。そういえばソナタ・アークティカも似たような話があったが、あの件はどうなったのやら。
ハンズィによると、いまアンカリア(Sacredの舞台)ツアーを行っている最中なのだそうだ。しかし、熱心なファンが彼らの楽器を盗んだため、演奏出来なくて困っているとのこと。とことで、ハンズィは主人公に楽器の奪還を依頼してきたのだった。
ブラガのファイナルコンサートとやらに興味があったので早速依頼を引き受ける。クエスト内容は簡単だ。要は悪質なファンをこらしめて、楽器を取り返せばいい。
ブラガのファンはアンデッドばかりだった。ここで登場するアンデッド達の名前が「Blind Guardian Fan」とか「Undead Metal Fan」になっていて、変なところを凝っているなぁと感心。
友好的なアンデッドは「やぁ、ハンズィ!おいらは君のファンなんだ。アルバム全部持ってるよ。今夜、コンサートを開くんだって?絶対に行くよ!」と話しかけてきたり、会話文も無駄に凝ってる。
楽器をすべて揃えると、メンバー全員がお出迎え。 他のメンバーの造形も実物に似てるといえば似ている。
そして、メンバー全員と会話すると、コンサートのムービーが始まる。楽曲はこのゲームのために製作していて、サビの部分で「セェーイクリーッド!」と合唱が入っていたり。
コンサートが終わると、ブラガのメンバーとお別れ。 彼らは楽器(武器)を主人公に授け、この世界から去っていったのだった。この一連のクエストはなかなか面白かった。こういうお遊び要素は少しくらいあってもいい。もともとSacredの世界観は色んなものをごった煮したようなハイファンタジーだし、ブラガはファンタジーを基調としたクサメタルを手がけてきたバンドなので、それほど違和感も与えずにゲームに組み込まれていると思う。とはいえ、普段メタルを聞かない人にはなんのこっちゃな話だろうか。
楽器はスロット数が多いが、両手持ちばかりなのが残念。片手持ちのスタッフなら喜んで使用したのに。