Codename: Gordon
Codename: GordonはHalf Life2(以下:HL2)を題材にした2Dスクロールアクションゲームである。Paul Kamma氏 (X-Tender) とSoenke Seidel氏 (Warbeast)の二人が開発し、彼らが起業したNuclear Vision名義でリリースしている。Codename: GordonはValveのゲーム配信アプリケーションSteamで無料配信しているので、Steamのアカウントさえ持っていれば誰でもプレイできる。
Codename: Gordonは主人公Gordon Freemanとなり、道を阻むパズルを解き、City17を掌握したエイリアン「コンバイン」と戦っていく。登場するのは重力銃にカナテコ、ゾンビにヘッドクラブ。舞台はルートカナールやCity17であり、Z軸を廃した二次元世界であることを除けばHL2の世界そのもの。重力銃を使ってオブジェクトを放り投げたり、ヘッドクラブをカナテコの餌食にする光景がHL2を想起させるだろう。オーソドックスな2Dスクロールアクションの制約の中で、うまくデフォルメしながら再現している。
しかしながら、あまりにもオーソドックスすぎる内容ゆえに特に語るべき箇所が見当たらないのが残念な点。あくまでFLASHゲームの範疇に収まっている内容だ。ファンメイドに近い作品にこれ以上を求めるのは無理な注文なのかもしれないが…。
HL2の特徴を的確に捉えて再現している作品なので、HL2を愛して止まない方はプレイしておいても損は無いだろう。
バギーvsタマちゃんの対決 | ヘッドクラブに噛み付かれたら? |
Codename: Gordonでは二次元であることを逆手に取った面白可笑しい会話がされているので幾つか抜粋しておこう。
HL1から登場しているバーニィの会話から
「おい、ゴードン!僕だ。ブラックメサのバーニィだよ。変に思わないでほしいんだが、君、少し…平たく見えるね」
「M.I.Tの学位なんかなくても、僕がゾンビの餌食になったことは明らかだろう」
「冗談じゃないよ、ゴードン。僕はかなりやられてる。1次元の人間にだって感覚はあるんだよ」
誰か分かります? | スゥト ライダァァァァァー! |