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Fort Zombie – 価値観の相違(2)

・初日

原因不明の感染症が発生してから数日後。ここピエティの街にも魔の手は及び、通信や交通機関は完全に麻痺してしまった。そして、重苦しい空気に包まれた街の中を”やつら”が闊歩する。あちこちから聞こえてくる、低い呻き声は空耳ではない。これこそ血肉に飢えたやつらの存在証明なのだ。物思いに耽っている間に、やつらの声がさらに近づいてくる。

我に帰った私は護身用のハンドガンとバールのようなものを握り締め、家を後にした。街はすでにやつらのテリトリーだ。ここを離れ、安全な場所へ避難するのが懸命だろう。街から少し離れていて、立てこもりやすい場所を考えた結果、警察署が思い浮かんだ。造りは頑丈だし、もしかしたら武器も見つかるかもしれない。そんな一縷の望みを賭け、警察署を目指す。

やつらは私を発見し、唸り声を挙げながら追いかけてくる。しかしながら、足は遅く、こちらには追いつけそうにない。私はなるべく見つからないよう裏通りを慎重に進む。こんなところで無駄に体力を消耗するわけにはいかない。やつらに囲まれたとしても、とっさに逃げられるように余力は残しておくべきだ。

ハンバーガー屋の角を曲がったところでやつらのグループに発見される。だが、念願の警察署も目前だ。私は全速力で警察署へと駆け込む。ところが警察署の中も荒れ、生存者の影もない。そこに居るのはやつらだけだ。

私はここを拠点にすべく、やつらの殲滅に乗り出した。ハンドガンを握り締め、頭を慎重に狙っていく。いくらやつらでも頭を潰せば生命活動を終える。人間に比べて動きが愚鈍だから狙いやすい。

武器保管庫にはショットガンが置かれていた。心強い武器の登場に少し勇気づけられる。その時、後ろを振り返るとフットボール選手の格好をしたスポーツマンがタックルをかましてきた。

不意をつかれたものの、すぐさま態勢を立て直し、狙いを定める。この距離なら目をつぶっていても当てられるくらいだ。弾を頭に撃ち込まれたフットボール選手は生き絶えた。

二階の冷蔵庫はまだ電気が通っており、ここには食料が保存されていた。食料がこれだけあれば十数日は持つだろう。

やつらの殲滅を終え、壊れていない扉や窓はしっかりと閉じる。手持ちのアイテムを利用してバリケードの準備をした。十分なバリケードを築くには一人では手が足りない。誰か協力者が必要だ。このまま警察署にこもっているだけではいずれ尽き果てる。それに一人では心細い。私は恐怖に震えながら武器保管庫で横になる。疲れていたせいか、いつの間にか眠っていた。

・一日目

地図を広げ、物資や生存者がいそうな場所に目星をつける。ハンドガンと少量の弾薬を持って、再び街へと出かけた。街の風景は昨日と同じで、まるで時間が止まったようだ。もしかしたら今までの出来事はすべて夢で、平凡な日常に戻っているのではないか。そんな期待は脆くも崩れ去った。儚い期待を抱いてしまうのは、心のなかで未だにこの現実を受け入れられない自分がいるのかもしれない。

スーパーのトイレでマークというおじさんを発見する。彼は電気工事士で機械や電気の扱いや大工仕事が得意らしい。バリケードの手伝いをしてもらうのがいいだろう。私と一緒に安全な場所へと行きましょうと提案すると、快く了解してくれた。彼のおばあさんや兄弟はこの街にいるらしいが、この出来事のせいで離れ離れになってしまったようだ。

まだ外は明るい。マークさんには警察署でお留守番をしてもらい、もう一度出かけることにした。とある民家で弾丸ボックスを発見し、調べてみると予想通りハンドガンと弾薬、それに日本刀がしまわれていた。ここの主には申し訳ないが、今後のために頂いていくことにする。辺りは薄暗くなってきており、余計に恐怖感が強まる。こんなことならマークさんにもついてきてもらった方がよかったかもしれない。

・二日目

街の周辺部にある迷路を探索しているとテントを発見。その中には子ども二人が身を隠していた。両親とはぐれてしまい、二人で身を寄せ合ってここで暮らしていたらしい。やつら脳が腐っていて、馬鹿なので迷路をまともに進むことができず、ここは今まで安全だったようだ。迷路の中に住むのは一つの手かもしれない。この兄弟は工作が得意らしいのでバリケードを手伝ってもらうとしよう。

帰りの道中で弟がやつらに襲われる。すぐにハンドガンでやっつけたものの、彼には大きな傷を負わせてしまった。警察署に置いてある治療キットで応急処置ができればいいが・・・。

・三日目

教会の中から銃声が聞こえたので入ってみると、そこには軍人の格好したやつらがアサルトライフルを構えていた。生きていた頃の記憶が残っているのだろうか。今なお、ここに入ってくる者を容赦なく撃ち殺し続けているようだ。外からやってくる得体の知れない者。それは私たち生存者にも当てはまることかもしれない。この街、いやこの世界ではすでにやつらの方が大多数であり、生存者は少数派だ。やつらにとってみれば、私たちの方が異質な存在。昼間にやってきて、家の中をあさり、やつらの仲間を銃で撃ち殺ち、夜になると去っていく私の姿はやつらからはどういう風に見えているのだろうか。

もう片方の教会の中にはおじいさんと女性が隠れていた。女性のサイズが異様に小さいのが気になったが、口には出さないでいた。彼女はその身体に似合わず、格闘に自身があるようだ。これは心強い仲間ができた。

Fort Zombie – これは魔装少女ですか?はい、ゾンビです(1)

ゾンビが蔓延した街で生存者の力を借りながら物資を集めて砦を築き、2週間を生き延びるサバイバルアクションRPG。ロメロ映画のようなサバイバル体験が楽しめる待望のゾンビゲームだ。

主人公はベン・ライリーという顔色の悪いお兄さん。名前の変更や容姿の変更はできない。ただし、アトリビュートやスキル、職業はプレイヤーが選択できるようになっている。アトリビュートは5つ、職業は9種類、スキルは18種類が用意されている。

アトリビュート

Smarts:知性や習熟。影響スキル:Carpentry, Electrical, First Aid, Mechanical, Medicine, Metal-Working, Scout, Spot
Power:意志と気力。腐敗への耐性。影響スキル:Interaction
Speed:足の速さ。影響スキル:なし
Finesse:器用さ。影響スキル:Assault Weapons, Blades, Clubs, Hand to Hand, Pistol, Rifle, Lock Pick, Sneak
Toughness:力強さ。防御力とスタミナに影響。影響スキル:なし

職業は医者,救命士,兵士,警官,工事作業者,受刑者,トラック運転手,レポーター,学生と幅広く、職業によってアトリビュートや習得スキルが異なる。アトリビュートやスキル値の調整は可能だが、習得しているスキルは-10までしか減らすことができず、新規に追加できるスキルは2~3つまでととなっており、完全に自由な振り分けはできないようになっている。スキルは使用頻度に応じて一晩寝た後に上昇していく。

探索は主人公が行うことになるので戦闘系のスキルは必須。近接戦闘はいくらでも攻撃できるのがメリットだが、ダメージを受ける可能性が高いので上級者向け。探索量にもよるが銃弾は豊富に手に入るため、銃スキルを二種類くらい覚えておいた方が心強い。生産はNPCに任せればいいので二の次でいいだろう。

初回プレイ時は・・・

●覚えておいた方がいいんじゃない?
Assault Weapons, Pistol, Rifle, Submachine Guns,
Scout, Interaction, Sneak, Spot, First Aid
 
●NPCに任せればいいんじゃない?
Carpentry, Electrical, Medicine, Metal-Working, Mechanical
 
●余裕があれば・・・
Blades, Clubs, Hand to Hand, Lock Pick

スキル

Assault Weapons :M-16, M-4, AK-47, Tommy Gun – ベースアトリビュート:Finesse
Blades : Katana, Axe, Broadsword – ベースアトリビュート:Finesse
Clubs : shovels, baseball bats, crowbars – ベースアトリビュート:Finesse
Hand to Hand : Fists – ベースアトリビュート:Finesse
Pistol : .38 Detective, .38 Service, Python, Desert Eagle, 9mm Beretta SA – ベースアトリビュート:Finesse
Rifle : Lee-Enfield, M1 Garand Rifles – ベースアトリビュート:Finesse
Submachine Guns : Thompson, Mac-10, Uzi – ベースアトリビュート:Finesse
Carpentry : 木材に関連したバリケードとトラップの製作に影響 – ベースアトリビュート:Smarts
Electrical :電気に関連したトラップの製作と発電機の維持に影響 – ベースアトリビュート:Smarts
Interaction : 生存者を説得し、仲間に加える能力 – ベースアトリビュート:Power
First Aid : 応急処置。一時的な傷の回復。 – ベースアトリビュート:Smarts
Lock Pick : 解錠 – ベースアトリビュート:Finesse
Mechanical : 機械仕掛けのトラップと発電機の維持に影響 – ベースアトリビュート:Smarts
Medicine : 一晩寝た時の回復に影響 – ベースアトリビュート:Smarts
Metal-Working : 重いバリケードとトラップの製作に影響 – ベースアトリビュート:Smarts
Scout : 移動時間の短縮とゾンビエンカウントに影響 – ベースアトリビュート:Smarts
Sneak : 隠密行動。高いほどゾンビに気付かれにくくなる – ベースアトリビュート:Finesse
Spot : アイテムの発見に影響 – ベースアトリビュート:Smarts

銃のスキルは細分化されており、Assault Weapons(アンブレラスキル)の中にはM-16,M-4,AK-47,Tommy Gun(スタンダードスキル)がある。生産スキルはスタンダードスキルしかない。行動の正確さはアトリビュートとスキル値の合計で算出される。

●生産の場合
スタンダードスキル + アトリビュート = 正確さ
MetalWorking 35 + Smarts 20 = 55 %
 
●銃撃の場合
スタンダードスキル + アンブレラスキル + アトリビュート = 正確さ
Tommy Gun 12 + Assault Weapon 25 + Finesse 20 = 57 %
 
●近接攻撃の場合
近接攻撃だけは例外で、たとえばBladeスキルが32だった場合、35%が命中率となり(この計算がよくわからない)、スキル値の半分の16%が回避率となる。

左クリックで攻撃、右クリックが視点移動となっており、移動しながら視点をクルクルと回転することができ、周りの状況がいつでも見渡せるようになっている。なお、客観視点のみで主観視点にはできない。

攻撃は上記の計算で判定され、外見的に当たっていたとしてもミスになることがあり、銃のスキルが低いとあさっての方向に弾が飛んでいく。しかし、スキルが高ければ一撃必中で仕留めることができ、スキルが活きてくる。最新パッチでは銃の射程距離がS,M,Lで示され、分かりやすくなった。もちろん、距離が短いほうが命中率は高くなる。

移動は歩き、小走り、全速力の三種類がある。小走りと全速力はスタミナを消費し、スタミナがゼロになると半分あたりまで回復するまで走ることができなくなり、残量には注意しなければならない。なお、スタミナは立ち止まるか、歩きの状態なら回復していく。Toughnessの高さにもよるがスタミナは減りやすく、気が付いたら底をついていたということもしばしば。全速力で走りながらジャンプすると飛び込み前転になり、窓を突き破って建物の中に入る時に役立つ。窓割リストとして、この窓の割り方を評価したい。

敵の種類は大まかに分類すると、歩きゾンビ、ランニングゾンビ、アメフトゾンビ、銃ゾンビの4つ。ランニングゾンビは小走りと同じ速さで移動し、厄介な存在。アメフトゾンビはタックルをかましてくるが、溜め時間が長いので避けやすい。銃ゾンビは移動は遅いものの一撃のダメージが非常に高く、ゴッソリと体力を失う可能性があり、見かけたらなるべく避けるようにした方が無難だ。

ゾンビは人間を見つけると障害物を乗り越え、窓や扉は破壊しながら一心不乱に追いかける。しかし、見失うと「アレレ?」と言いながら持ち場へと戻る習性があり、これを利用して障害物や曲がり角でまくことも可能。前述したようにスタミナが減りやすい仕様のため、隠れることが重要な戦術となっている。また、ゾンビを倒しても何も得られないので、隠れることで無駄な弾や体力の消費が抑えられる。

大量のゾンビに追われながら、ちょっとした障害物に身を潜めて難を逃れる様はまさにゾンビ映画さながら。このゲームのゾンビは脅威であり、ゾンビゲームに不足しがちな追い詰められていく恐怖感や緊迫感が保たれている。ただし、最新パッチが当たってからゾンビの数が全体的に減っているような感じで、初期の厳しいバランスは和らいでいる。ゲームオプションに難易度設定が用意されていないのが残念なところだ。怖いのが苦手な人向けにデカアタマモードやキャプテン翼モードなんかはあるのだが(余計コワイ?)。


デカアタマ


キャプテン翼

基本的にアイテムは棚や冷蔵庫などのオブジェクトの中に隠されている。Fキーを押すと周囲をサーチでき、何か見つかるとそのオブジェクトに「!マーク」が点灯して、インベントリを開けるようになっている。サーチには数秒が要するため、周囲に敵がいる時は非常に焦る。だが、「!マーク」が出た時はファンタジーゲームで宝箱を発見したような嬉しさがある。このサーチシステムは探索者の心境を味わえる、いいアイデアだ。

砦は警察署、刑務所、学校の中から選ぶことができる。初めに砦はゾンビに占領されている為、ゾンビを殲滅するところから始まり、以降は拠点として暮らす。砦にはトラップやバリケードを仕掛けることができ、二週間後のゾンビウェーブに備えなければならない。

一日毎にマップに物資・弾薬・生存者のミッションがランダムで表示される。遠距離のミッションに行く為には相応の時間が必要で、あまりにも遠いとそれだけで一日が終わってしまうこともある(時間が遅いので他のミッションへは行けないというメッセージが出る)。近距離のミッションを複数こなすか、それとも遠距離ミッションをこなすかを選択しなければならないのだ。また、移動中にゾンビエンカウントという逃走イベントが発生し、邪魔をされる時がある。Scoutのスキルが高いと移動時間を短縮でき、ゾンビエンカウントの発生率が減少するため、意外に重要なスキルといえるだろう。

生存者を発見し、出口まで一緒に行くと砦に住むようになる。生前者が増えると食事量も増えるため、生前者を助けるのは食料と相談する必要があるだろう。生存者には護衛として一緒に付いて来てもらったり、バリケードの製作をしてもらったり、回復を頼んだりできる。それぞれ得意なスキルが異なるので、兵士は護衛、作業者は工事、看護師は回復という風に適役を与えるといいだろう。

護衛として連れて行くと「付いて来い」や「逃げろ」などの簡単なな命令は下せるものの、ゾンビを見かけると無我夢中で戦うものが多く、扱いに困ることもしばしば。ただし、銃撃が得意な者はゾンビを簡単に仕留めるほどの能力があり、プレイヤーよりも殲滅力が高かったりする。要は物も人も使いようだ。

街並みはミッション毎にランダム生成される。建物のバリエーションはあまり多くないため、外見は代わり映えしない。ほとんどの建物には侵入でき、探索欲をくすぐる。ただ、リアルタイムに時間が経過していくため、ゆっくりとはしていられない。

グラフィックのクオリティが低いのは開発が小さな会社だから仕方ないとしても、パフォーマンスが悪いのは難点だ。何の変哲もない場所で30fpsぐらいまで下がることがある。描画範囲を狭めると明らかにパフォーマンスが向上するため、不可視化がうまくいっていないような感じがする。

ミッションのほどよい緊張感、仲間との共闘、自分だけの砦の製作。こんなの待っていた!と言いたくなるような内容だ。いままでゾンビゲームは数多くプレイしてきたが、ようやく理想とするゾンビゲームに近いものが現れた。キャラクターのビルドやミッション選択の自由度は高く、リプレイ性も高そうだ。

Fotonica

  • 2011-01-19 (水)
  • ACT

・Fotonica

主観視点のスクロールアクション。ジャンプのタイミングが非常にシビアだが、うまく飛べれば気持ちいいかも。あとでやる。

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Kane & Lynch 2 :: Dog Days – フェイクドキュメンタリー風B級上海ノワール(クリア)

セールで5ドルで売られていたので購入。3時間弱でシングルをクリアした。せっかくなので少しだけ感想を書いておく。

物語は上海で裏稼業を営んでいるリンチがケインに協力を仰ぐところから始まり、ゴタゴタに巻き込まれて、上海マフィアや警察に狙われる身になってしまうというもの。場当たり的なシーンが多く、ドラマティックなシーンは前作と比べて少ない。

舞台は上海のみ。裏路地や繁華街など、猥雑で低俗的な中国の雰囲気を見事に再現している。看板や細かなオブジェクトの造り込みまで素晴らしい。ガイジンのステロタイプな思い込みで作ったような感じではなく、みっちりロケハンしたような真実味がある。

これは個人的ではあるが、Ghost in the Shellやイノセンス、ジョン・ウー映画(香港ノワール)を彷彿とさせるシチュエーションが多数見られ、それらのファンである私は魅了されてしまった。安くて、泥臭くて、いかがわしい中国の再現度はこれまでのゲームの中でも随一であると思う。

さらにそのいかがわしい雰囲気を高めるのが低画質動画風のエフェクト。カメラの動きは基本的にブレていて、人間がビデオカメラで撮影したような表現になっている。リンチが走るとさらにブレが激しくなり、画面全体のディティールが潰れてボヤけ、臨場感を高める。カメラの揺れはオプションでオフにすることもできる。強い光がある場所ではスミア(光の筋)やハレーションが発生し、まさに素人撮影風の映像に仕上がっている。

これらの演出によりフェイクドキュメンタリーやPOVのような真実味を与え、動画投稿サイトでいかがわしい動画を見ているような気分を味わわせてくれる。ストーリー展開が場当たり的なのも、それを意図してのことだろう。

マフィアや警察以外にも一般市民も登場するが数が少ないのが残念だった。フィルムノワールを意識してか、ほとんど夜であり、警察が封鎖網を敷いていることが多いので一般市民の数が少ないのは理解できるものの、Hitman:Blood Moneyや前作では大量のNPCが入り乱れるシーンがあり、人ごみの喧騒とした雰囲気をうまく演出していた為、今回もそういうシーンがあれば中国ぽさをより高められたのではないかと思う。

今回の主役はリンチ。ケインは相棒として付いてくるが、指示は出せない。前作のFreedom Fightersを簡略化したような部隊指揮要素は無くなり、ラン&ガンスタイルのカバーシューターに変わっている。

追跡シーンやヘリでの戦闘、NPCを防衛するミッションが少し用意されているが、大半はドンパチが占めており、延々と同じような銃撃戦が続き、単調な感は否めない。

前作のカバーは壁に近寄ると勝手に発動する形式だったが、今回はCキーを押すことでカバーするようになった為、誤作動しない。Xキーを押すと武器の持ち方を変えることができ、カバーをしなくても左持ちで構えて銃撃戦ができるのは便利だ。

敵に弾が命中するとその箇所にバツ印が付き、ヒット感がある。ショットガンは複数ヒットしているのが分かり、爽快感に繋がっている。敵をヘッドショットすると頭にモザイク処理が入る。単純にグロテスクな表現をするよりもよっぽどインパクトがあり、嫌な想像力が働いて余計に残虐に感じさせる。

瀕死になると尻餅をついた状態になり、それからさらにダメージを受けると死亡となる。尻餅をついた状態で銃撃をしたり、そのまま足を引きずりながら移動することも可能となっているので、まずは周りの敵を片付けてから遮蔽物へと移動し、立ち上がるのが無難だ。地べたを這って戦う姿は、生に対して貪欲なリンチの生き様を現していて、頑張り次第で再起可能なシステムが銃撃戦の駆け引き性を高めている。

シューティング自体には面白さは得られなかったが(私がシューティングゲームに飽きているというのもある)、映像表現がユニークで上海の再現度が高く、その雰囲気に呑まれて最後までプレイしてしまった。5ドル分の価値は十分あった。香港ノワール映画やシロマサ原作の押井映画が好きな人は楽しめると思う。

Infiniminer – チャンピオンシップ鉱石ランナー(1)

・Infiniminer 1.5

赤と青チームに分かれて、鉱石を奪い合う対戦FPS。某合理的パズルホラーゲームの開発者を嫉妬させ、空前の大ヒットを巻き起こしている某インディーズゲームにインスピレーションを与えたトカ。

赤と青のどちらかのチームに入り、クラスを選ぶ。クラスは4種類用意されており、それぞれ出来ることが違う。普通のブロックとフォースフィールドブロック(敵チームにだけ衝突判定のある透明ブロック)は共通して作れるが、ジャンプ台や金庫を作れるクラスもいれば、爆薬でブロックをブッ壊せるクラスもいる。

マップはランダムで生成され、鉱石の場所は分からないので手探りで進めていく。鉱石を堀り、金庫に保管して、敵チームに鉱石を取られないようにするのが基本ルールだが、そんなの関係なしにでブロック遊びに夢中になるのも一興。

チームは簡単に入り直せるのでKYなプレイヤーが居ると対戦ゲームとして成立しない。ブロック遊びとして割り切って遊んだ方がいいのだろう。

現在、サーバーは一つ立っているか、立っていないかの状態で、アクティブプレイヤーは数えるほどしかいなさそうだ。軽く試しプレイしたい場合は自分でLANサーバーを立てた方がいいだろう。

・サーバーの立て方

インストールフォルダのInfiniminerServer.exeを起動するだけでOK。server.config.txtでサーバーの設定を変更できる。

・Public =
trueにすることでサーバーを公開できる。※ポート開放(5565 TCP/UDP)が必要。

・sandbox =
trueにするとブロックを好きに配置できる。

Dead Rising 2 – お早めにお召し上がりください(クリア)

Sランククリア。タスク通りにこなせば余裕で達成できる。レベルは45まで上がったし、二週目をやる気は起こらない。

ジャンクフードのような内容を求めて購入し、その要望は満たしてくれたものの、それ以上のものは得られなかった。語るような内容もないので感想は書きません。

Dead Rising 2 – 悪ノリスプラッターアクション(1)

ゾンビが蔓延したショッピングモール内で、生き残りをかけて血で血を洗うサバイバルを繰り広げるB級ゾンビアクションゲーム。同社のバイオハザードがシリアス路線なのに対し、こちらはコメディ要素満載で、ロメロやピーター・ジャクソン、最近では学園黙示録あたりの悪ノリの強い作風となっている。

舞台は大量のゾンビが徘徊しているショッピングモール。主人公のチャックは娘のケイティーと共にセーフハウスへと逃げ延びたが、そこにはゾンビ化を防ぐための薬はなかった。チャックはケイティーのゾンビ化を抑制させるため、薬を探して定期的に投与しなければならない。しかし、ゾンビやサイコパス、謎の組織がその行く手を阻む。また、ショッピングモールには取り残された生存者が存在し、彼らを助けるのもチャックの役目だ。

前述したように舞台はショッピングモールだが、色々な店があったり、屋外や地下や工事現場やカジノなどもあるのでバリエーションはなかなか豊富。マップはいくつかの区画で分けられており、区画の間ではロードを挟む。ゲームの性質上、行ったり来たりすることが多いのでストレスが溜まりやすい。

マップの移動は自由だが、定期的に依頼や救出要請が入る。それぞれに制限時間が用意されており、時間を超過すると失敗になる為、すべて成功させるにはシビアな時間管理と計画が要求される。ただし、すべて成功させる必要はなく、生存者や依頼を無視するのもプレイヤーの自由。最低限、クリアに必要な依頼だけやって、後はひたすらゾンビを虐殺していても良い。ゾンビモノらしいサバイバル、取捨選択の駆け引きをうまく演出している。

ショッピングモールには様々なアイテムが用意されており、チャックはそれらを武器にすることができる。ゾンビ映画定番のバットやチェーンソウから、果ては三輪車や人形まで、武器の種類が非常に多いのが特徴。落ちているアイテムのほとんどを武器にできると言ってもいいくらいだ。しかし、武器には耐久力があり、何十回も使うと壊れてしまう。銃も存在するものの、弾は手に入らない。基本的に武器は使い捨てだ。

二つの武器を組み合わせて、コンボ武器というのを作れる。たとえば、釘とバットを組み合わせて釘バット、鉄パイプとロケット花火でロケットランチャー、車椅子とライトマシンガンで子連れ狼、宝石と懐中電灯でライトセーバーなどなど、組み合わせが大変ユニークで面白い。また、威力が非常に強力で、ゾンビを倒した時のポイントも高い。コンボ武器はいけないおもちゃを手にした子供のように、心をときめかせてくれる。

ゾンビを倒したり、生存者を救出するとポイントを得られ、レベルが上がる。レベルが上がるとライフが増えたり、移動速度が上がったり、コンボ武器のセカンダリアタックとレシピが解禁されていく。

初めはライフが低く、コンボ武器の組み合わせが分からないため(※レシピがなくても作れる)、弱い状態で戦うことになり、ストレスが溜まるが、ステータスが上がって、コンボ武器を効率的に作れるようになるとゾンビをサクサクと虐殺できるようになる。二週目へステータスを引き継げるようなので、本領発揮はそれからということなのかもしれない。一周目で取りこぼしなく遊ぶのは難しそうだ。

マップ内に存在するゾンビの数は非常に多い。このゲームのゾンビはロメロ系で動作が緩慢。近くによると動き出すが、それ以外の時はふらふらとしている。L4Dのように走ったり、バイオハザードのようなバケモノはいない。大量のゾンビを描画してもフレームレートは安定しており、動作は軽め。

サウンドは迫力不足か。ゾンビを潰したり、切ったりした時のベチャ音やクチャ音に生々しさが足りず、爽快感に欠ける。豊富な武器の音が、一つ一つ用意されているところはマル。

音量にバラツキがあり、一部の音がやたらと小さいのが気になった。インゲームとリアルタイムレンダムービーは最大でも音が小さい癖に、プリレンダムービーは音が大きめ。

マルチプレイはCOOP(二人)と対戦(四人)に対応。COOPはホスト側のストーリーで進行し、クライアント側はお金と経験値のみ本編に引き継げる。COOPを数時間やってみたが、野良プレイは少し厳しい感じがした。知り合いとボイスチャットで遊ぶのがベターだろうか。以下、雑感。

クライアントはスタート時に何も持っていない。サイコパス戦からスタートするとどうしようもない。武器の数はシングルと同じなので、慢性的な武器不足に陥りやすい。

一人が死んでも、相方がアイテムを分け与えれば蘇生できるのでサイコパス戦は有利に戦える。

ミッションには時間制限がある為、ホスト役に気使う必要があり、武器補給がしにくい。マップ移動時は二人がドアの付近に集まらないと移動できないので余計に気を使う。二人の移動速度に差があると悲惨。

片方がメニューを開くと画面がポーズ状態になり、何もできない。相方のことを考えるとメニューを開きにくい。

チャットやジェスチャー機能がなく、野良では意思の疎通が図りにくい。

対戦は東京フレンドパークのようなミニゲームで競い合うモード。こちらはCOOPに比べて、何も考えずに気楽に遊べる。ここで稼いだ金は本編へ換金可能。本編で手に入れるのに苦労するほどの大金が簡単に得られる。対戦で金稼ぎをした方が効率が良さそうだ。

ジャンクフードのような爽快感を求めて、このゲームを買ったのだが、初感の印象は悪かった。動きがもっさりとしていて、主人公はあまり強くなく、バッサバッサとゾンビを倒すことができないし、時間制限も厳しい。しかし、進めていくうちに段々と強くなり、ゾンビ無双ができるようになってきて、進め方を理解し、ようやく楽しめてきた。

ストーリーや世界観はまさにB級一直線。悪ノリのバカバカしい展開が満載で、ゾンビ映画のツボも押さえていて好印象。サイコパス集団もいい味を出している(よく考えると日本のゲームの登場人物って大半がサイコパスだ。カプコンはシリアス路線でいくと痛々しいから、こういう悪ノリ路線でいった方がいいんじゃないかしら)。
誰か遊びませう。

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