Jagged Alliance 2 – 犠牲の対価(5)

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プレイヤーが街を制圧していくと通販の商品が増えるよ、やったね!たえちゃんなJagged Alliance 2。四個目の街を制圧した所でアサルトライフルの項目にSCARとF2000が追加された。SCAR-Hは性能的に優秀なのだが、7.62×51弾使用なのが辛い。一方、F2000は5.56×45弾使用でC7A2と同等の性能だが、グレネードランチャーを扱えるので使い勝手良し。装備はM4とC7A2で統一してきたが、F2000に取り替えるべきかもしれない。あと知らない間にスナイパーライフルが続々と増えていて、多すぎてどれを使うべきか迷う。今は敵からもらったドラグノフを修理して使っているが、HK系のデザインがシブくて、ちょっと惹かれている。

JA2ではアタッチメントの種類が豊富で、取り付けると様々な補正効果が付くが、重量も圧迫するのでゴテゴテ付け過ぎるのも考え物。重量制限はSTR依存だが最大の99でも持てる量は限られており、重量が行動に影響を与えるので、キャラクターが歩く武器保管庫にはならないようにデザインされている。尚且つスロット式も採用していて、複数のアイテムを持つ場合はポーチやバックパックを装備する必要があるのだが、バックパックも結構重く、重量を圧迫するという徹底ぶり。防具に関してももちろん重量が設定されており、強力なベストなどは武器並に重いので、機動性重視の場合は防御力を犠牲にして軽装にしなければならない。重量制限と言えばFalloutもそうだったが、インスパイア元のJA2はFalloutよりも細かく、その造り込みに圧倒される。

たくさんの武器を持って俺TUEEEするのも楽しいが(色んな武器を状況に応じて使い分ける楽しさ)、そればかりでは味気なく、時にはシビアな取捨選択を求められるものも欲しい。個人的にはそういうマネージメントが必要なゲームが好きで、その点JA2はかなり好みなデザインだ。強大な力や便利さにはそれ相応の犠牲が伴うと管理する面白さをグッと引き立てる。

Jagged Alliance – Back in Actionもマニュアルを見るかぎりではスロットや重量制限は健在のようで一安心。

しかし、BiAは今まで情報収集していなかったのだが、完全な新作というよりかはJA2のリメイクなのに驚いた。ストーリーはEnricoがArulcoを独裁者のDeidrannaから救うために主人公を雇うという内容で、序盤の流れはDrassen Airportの確保→Drassen制圧→解放軍リーダーとFather Walker探し。しかも、登場する街もDrassen、Estoni、San Mona、Grumm、Cambria、Almaは確定。どう見てもJA2です、本当にありがとうございました。

A.I.Mも続投でほとんど同じ傭兵が出てくるようだが、残念ながらI.M.Pは廃止ぽい。ただ、I.M.Pのキャラは初回以外料金不要であり、お金の心配がなくなってしまうので、金銭管理のバランスを重視するつもりならI.M.P廃止も頷ける。とはいえ、自分の分身となるキャラ一人くらいは作れてもいいかなとは思う。JA1はI.M.Pがなく、キャラにあまり愛着が持てなかったので。

その他のシステムも概ねJA2準拠なのだが、懸念要因としては戦闘システムが7.62 – High Calibre系のタイムライン形式になる点だ。触ってみるまではなんとも言えないが、なぜここまでJA2を丸パクリしているのにわざわざAP制ターンベースを廃止するのかが理解不能。タイムライン形式の場合はAIを鈍感にするなりしないと近接戦闘は完全にネタプレイになりそうだ。AP制の場合は自分のターンで敵に急接近して殴るというターンベースだからこそ可能な戦術が行えたのだが、タイムラインではそんなことは無理。

あとはレベルアップすると自分でアトリビュートを振り分けられるようになるそうだが、これは個人的に歓迎。熟練度式もアリだが、好きな風に振り分けができると成長が楽しみになるし、キャラにも愛着も湧くだろう。それとレベルアップ毎にFalloutのようなスキルを一つ習得するというのも面白いかもしれない。

ただ、世界設定やストーリーはJA2そのまんまな感じなのを知って、ちょっぴりガッカリしたのも事実だ。現在、JA2を絶賛プレイ中なのでBiAには新鮮味をあまり感じられそうにない。どうせならオリジナルでやればいいのに・・・。

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