Rage – 楽しむ秘訣はダメなものから目を背ける(5)

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サブウェイタウンにやってきた。ここは青色の色調と赤みの強いオレンジ色のライトが対照的。近未来的な退廃感が美しい。お使いを次から次へと頼まれ、まだまだボリュームはありそうだが、実績を見るとメインクエストは残り2つの様子。やはりそろそろ終盤なんだろうか。

登場キャラは顔を使い回している者もいるが、概ねそれぞれが個性的な作りだ。ニ言、三言の言葉を交わすだけのキャラも居たりして、もったいなく感じる。クエストの進行に合わせて台詞が変化するのは小手先だけのテクニックに感じるが、何も変わらないよりかはマシだろう。

ただ、個性的なキャラばかりで構成する為か、街の人口が少なめなのが気になる。何の意味もない棒立ちのキャラを置いて街の存在感を演出するのが正解なのか、それとも登場キャラを少なくする代わりに一人一人のキャラとコミュニケーションをできるようにするのが正しいのかは分からないが、この街の規模なら住人はもう少し居る方が自然なのではないかと思う。

街には扉がたくさんあるのだが、ほとんどが閉じられているのも寂しい。扉の前に立つと「ここには入れないですよ」という三角形のマークが表示されるが、それが窮屈に感じる。戦闘区域も同様で行き止まりの扉や見えない壁の存在が、より一層窮屈さを与える。初めから行けないと分かりきっているところなら問題ないのだが、行けそうに見えて行けないという期待を裏切るような失望感を与える作りはプレイヤーにとってマイナスに働く。逆に、この先は行けないだろうと見せかけて、実は行けたりすると作りこみや奥深さに感心すると思うのだけれど、Rageの場合は失望させるようなところばかりが目立つ。

戦闘はようやく激しくなってきて、そこそこ満足感を覚えるようになってきた。ただし、やはり難易度は低めに設定されているので、初めからナイトメアで遊ぶべきだったかもしれない。アイテムをフル活用させるくらいのバランスが個人的にはベストなのだが、ノーマルではそれには全然至らない。

サブウェイタウンで新たにレースが追加されたが、メインクエストで必須のレース以外はもう無視するようにした。間延びしたプレイ感や劣化マリオカートの存在がRageのダメな要因だと感じているので、それらからは目を背けるようにし、良い部分(戦闘)だけを楽しむようにしている。グラフィックについても同様で、見栄えの良い遠景だけを見るようにし、低解像度が目立つクソ汚い近景のテクスチャや素人が作ったような出来の悪い手抜きオブジェクト類もできるだけ見ないようにしている。

コメント

  1. オブジェクトに当たったり撃ったりしても反応がないのも寂しい所ですね。
    最初の町で窓ガラスや缶を撃っても無反応だったのには驚きました。
    キャラメイクもないし、メガテクスチャの実装に躍起になりすぎた雰囲気が残念です。

  2. 物理演算はパフォーマンスに影響を与えますし、できるだけリアルタイムに発生する処理は削ぎ落し、60fps動作を重視したのかもしれませんね。
    60fps動作が当たり前のPCでは今さらという感じしかありませんが・・・。
    可燃ドラム缶が少ないのも気になりました。刑務所くらいしか見たことありません。
    メガテクスチャと言ってもアーティストが面倒くさくなったのか、コピペしている部分もありますし、ほんと誰得という感じです。

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