Dead Island – バグのバーゲンセール(0)

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一夜にしてゾンビアイランドと化した南国の孤島が舞台のFPS/RPG。主人公は生きるため、そこらへんに落ちている武器を使いながらゾンビと戦うことになる。COOPはドロップインアウト方式でいつでも出入りでき、キャラデータは引継がれた状態で参加可能。最大4人プレイまで対応している。

プレイ可能な主人公は4人存在し、近接武器が得意なものもいれば、銃火器が得意なものがいたり、若干性能が異なるが大きな差ではない。レベルが上がるとスキルポイントを獲得し、それを自由に振り分け可能となっており、スキルは大まかに分けて3つの種類が存在し、その下が枝分かれしている。上のスキルを取得するとその下がアンロックされるという仕組み。スキルは武器の威力向上、スタミナ向上、鍵開け、フューリーモードの強化など多岐に渡る。スキルの選択によって同じキャラでも差が現れるという風になっている。

基本は近接武器が主体であり、銃火器はあるものの、他のFPSに比べれば登場頻度は少ないと言っていい。武器はパイプ、オール、木の棒、包丁など、そこらへんに落ちているものが主流。武器には攻撃力や耐久度が存在し、武器を使用しすぎると損傷し、壊れたり、威力が低下したりする。武器はワークベンチで修理・強化・製作が可能だが、どこにでもあるわけではない為、色んなものを使いわけながら、手持ちの武器が尽きないようにするのが鉄則だ。武器はよく落ちてあるし、敵が持っていることもあるので、こまめに拾っておけば困ることはない。

ちなみに武器の製作は設計図を入手して、必要なアイテムを揃えると作れるという方式だが、素の状態の武器でも十分強く、そのまま使うことの方が多い。武器の製作というと、Dead Risingを思い出させるが、あれほどは重視されないと思った方がいい。

インベントリと装備スロットは別で、インベントリにある武器を装備スロットに登録して、装備を切り替えるというようになっている。装備スロットに登録していない武器や新しく入手したものについては、いちいちインベントリを開いて登録しなければならない為、手間が多く、ゲームプレイが寸断される。シングルプレイではインベントリを開いている間は時間が停止するが、COOP中はリアルタイムで時間が流れるので登録するにはタイミングを考えなければならない(かといって、他のプレイヤーがインベントリを開いている間は時間が停止するという仕様も困るが)。序盤はスロット数が少ないこともあって、頻繁に装備を切り替える必要があり、登録の作業は二度手間なのでもう少し良い方法がなかったものかと思う。

ゾンビはのっそりと動くタイプが主流で、ドーン・オブ・ザ・デッドのように走るタイプもいることにはいるが序盤は登場頻度が少ない。一度に相手するゾンビは多くても5匹程度であり、主人公の素早さに比べて遅すぎるので回避は容易である。キックをすればゾンビを倒すことができ、起き上がるのに時間がかかるので、その間にボコるのが一番安全な戦術だ。武器を振るとスタミナが減り、連打対策がされているが、キックに関してはスタミナ不要でいくらでも蹴れるので敵を見つけたら連打しておけばいい。とりあえず周りのゾンビを蹴ってから、頭を叩き潰せば良いという感じで作業性が強い。Left 4 Deadのような大量のゾンビと必死になって戦うというようなサバイバル的な緊迫感には乏しく、こちらはバカンスを楽しみつつ、ゾンビリンチも楽しむというスタンスが近い。少なくとも序盤は難易度が低めであり、緊張感やシビアさは皆無に等しい。

また、近接アクションはCondemnedのようなタイミング重視や間合い重視の挙動ではなく、テキトーに連打しているだけでいいので駆け引き性も低い。唯一、体力の多い小ボスだけはノックダウン攻撃を仕掛けてくるので間合い取りが必要である(殴るよりも武器を投げた方がいいかもしれない)。ザコ敵も掴みかかってくることがあるが、これはボタン押しで回避が可能。掴まれている最中に仲間が敵を攻撃することでも振りほどくことができるので、掴まれている人が居たら協力してあげることにしよう。

敵を攻撃するとフューリーゲージが高まっていく。フューリーゲージがマックスになるとフューリーモードが発動可能で、画面が白黒になり、ザコ敵なら一撃で殴り殺せるようになる。フューリーモードは発動するまでにやや時間がかかり、襲われている時に発動させると不用意に攻撃を受ける可能性があるのでタイミングが重要。

マップはメインクエストを進めていくと活動範囲が広がっていく方式。行ける範囲は広く、作りこまれているし、建物には入れることが多いので探索が楽しめる。見えない壁はほとんどなく、飛び降りたり、登れなさそうな場所を無理やり登ったりも可能で窮屈さは低い。色んなところにサブクエストをくれるNPCが存在し、寄り道してたらどんどんクエストが溜まっていくということも起こりがちだ。

活動範囲が広がると距離も長くならざるを得ないが、その為に車が用意されている。乗車可能な車は燃料的なものは不要で運転できる。運転の挙動は軽めでアクションライクなドライブを楽しめ、ゾンビを轢き殺したりも可能だ。

アイテムやオブジェクトはリスポーンし、ロードする度に再び配置される。敵も同様で経験値に困ることはない。アイテムはFキーで拾えるのだが、バッグや箱の中に入っている場合は開けてから拾う必要があり、Fキーを二回押さなければならない。バッグのチャックを開けるのにちょっとした待ち時間が必要でテンポが悪い。アイテムの収集頻度が多いゲームなだけに、ここはもう少し手軽にした方が良かったのではないか。

COOPのテストをしてみたのだが、ブラウザにフレンドが表示されないことがあったり、参加できないことなどがあり、一緒にプレイするのに難儀した。数分放っておくと接続可能になったり、反映されるまでに時間がかかっているのか、それとも何か問題があるのか、原因が分からない。詳しくはZOEさんが書かれているのでそちらを参照してほしい。青龍さんも交えてCOOPをするつもりなのだが、こんな調子では不安が残る。

あとは時々、動作が不安定になったり、フレンドの声がエコーで聞こえたりするなど、バギーぽいところが見受けられた。開発がSteamに完成版を送ったつもりがテスト版が送られていてどうのこうの・・・という話もあるので、マルチの接続問題も含めて改善されることを願う。

ゲームプレイはまだ序盤で分かっていないところが多いのだが、サバイバル的なシビアさを期待するとガッカリする内容だった。COOPでみんなでワイワイ言いながら、テキトーにぶらぶらしてバカンスを楽しみつつ、ゾンビをリンチするゲームというのが現在の印象。南国の描写は気合が入っているし、水の透明感や青さがとても素晴らしい。南国気分を味わわせてくれるFPSというとFar CryやXenus2くらいしかないわけで、バカンス気分を味わいたい人やゾンビ映画が好きな人にはオススメできる。

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