Section 8: Prejudice – マキシマムトライブス(1)

Battle FieldにSF色を足したゲーム性で登場したものの、すぐに消えていったSection 8の続編。今回は15ドルという安価な価格設定を武器に、シングルプレイとConquest、そして新たにSwarmというゲームモードを加えたボリュームたっぷりな内容に仕上がっている。

シングルプレイはSection 8という機動部隊の隊長となり、仲間と協力しながら敵のアジトを潰したり、仲間の救出を行う。マルチの練習的な内容だった前作とは異なり、今回はシングル専用のマップでストーリーが展開していく。やっつけ感漂う前作のシングルに比べれば、かなり遊べる内容になっていると言っていい。しかし、あらゆる要素がパッチワーク的でどこかで見たような展開が散見し、目新しい要素としてはほとんどない。戦車やバイクなどの車両やメックに乗って戦うこともできるので、ゲーム内容はCommand & Conquer: Renegade辺りに似ている。私の環境だけかもしれないがPrejudiceというマップのタレットを三台破壊した後に扉へ入ろうとすると、必ずゲームがクラッシュする為、アップデートを待っている状態。ここに行くまでに約3時間ほどかかっているので、ボリュームは結構ありそうだ。

マルチプレイはConquestとSwarmというゲームモードが用意されている。みんなで1000万キルを達成するとAssaultモードがアンロックされる予定らしい。ConquestはBattle Fieldの物に似ていて、最大40人が2つの軍に分かれて争う。マップには四つの拠点があり、拠点を自軍の物にすればVictory Point(VP)が溜まっていき、先に1000VPにした軍が勝ちとなる。敵を倒したり、拠点を守ったり、兵器を破壊したり、修理したりすることでもVPを稼ぐことができ、その際は個人にもポイントが入る。そのポイントを使って、対空砲やタレット、車両やメックを呼び出すことができる。どこに兵器を配置するか、いつ車両を出すかのタイミングの見極めが非常に重要であり、個々の働きが戦果を左右していく。

Battle Fieldと違う点はDynamic Combat Missionがあることだ。これは連続キルを達成する、拠点を何度か制圧するなどの条件が集まると発生するミッションのことで、車両や重要人物やアイテムを制限時間内に護送したり、特殊なスーツを装着したプレイヤーが拠点を制圧したり、特定のポイントを制限時間内守り続けることでVPが大量に手に入る。しかし、失敗した場合は敵軍に大量のVPを与えてしまう為、是が非でも成功させる必要がある。すなわち各プレイヤーは拠点を奪いつつ、Dynamic Combat Missionも成功させなければならない。息つく暇もないゲーム展開が本作の魅力と言えよう。

Swarmは敵のウェーブに耐えながら一つの拠点を守り抜く、いわゆるタワーディフェンス型のモードのことでこちらは4人までプレイ可能。Conquestと同じように敵を倒すとポイントを獲得でき、それで兵器を呼び出せる。ウェーブの進捗を考えながら、ポイントを運用していくことが重要となっている。

また、Battle Fieldにない本作独自の要素として、高高度降下、マキシマムスピード、ジェットパックによる空中移動、ロックオンシステムがある。プレイヤーが復活する時は毎回、空から降下して地上に降り立つ。空から地上に向けてまっ逆さにダイブしていく様は見ていて非常に爽快だ。ターミネーターが時空転移された直後のごとく、地面に拳と膝をついて「待たせたな」と言わんばかりのポーズで地上に降り立つ姿はカッコイイのだが、降りた直後は数秒の待ち時間があり、その間に敵に狙われる可能性がある。敵が居たのでその近くに降り立ってやっつけようとしたら、逆にやられてしまうこともしばしば。どこに降下するかは自由に選ぶことができ、降下中も調整ができるが、対空砲が置いてある範囲に降りようとすると攻撃されて、降りる前にやられてしまう可能性がある。そのためDynamic Combat Missionで護衛するものが近くにある場合は対空砲をその近くに配置すれば敵がそこへは降りれなくなり、時間稼ぎに有効。

数秒間走り続けていると視点が主観から客観へと変わり、マキシマムスピードで走り出す。マキシマムスピードはすぐに起動しない欠点はあるものの、敵を追いかけたり、逆に逃げたりする時に役に立つ。

ジェットパックを装備していることにより一定時間だけ空中を飛ぶことができる。普通には登れない山を乗り越えたり、建物の2階へ一気に登ったり、空中から敵を襲ったり、逆に空中へと逃げて狙われないようにしたりと、普通の地上戦ではできない戦術が可能となっている。Tribesのように長時間飛ぶことはできないが、移動や戦闘を華やかにしているのは確かだ。

ロックオンは照準を自動で敵に合わせ、銃を撃てば必ず命中するシステムのこと。ロックオンを発動させるにはリチャージが必要な為、連発はできないようになっているが、これを利用することによってエイムが苦手な人でも上手い人に撃ち勝てるようになっている。本作ではエイムよりも、立ち回りの方が重要視されていると言っていい。また現状、海外サーバーしか無い為、日本人はping150以上で遊ばざるを得ないが、ロックオンのお陰で低pingerに勝てる可能性も高まっている。ちなみにネットコードは優れているようでping150くらいならワープ減少などもなく、普通に遊べた。

兵科は突撃兵や工兵などが用意されているが、自分で装備をカスタマイズすることも可能。選択項目は武器、アーマー、アイテム、アップグレードがある。武器は弾の種類も選択可能。アーマーは外見の違いだけ。アイテムは手榴弾や地雷やリペアキットなど。アップグレードは弾の威力向上やアーマーの防御力向上、マキシマムスピードの時間向上、対空砲への耐性など多岐にわたる。自分のプレイスタイルに合わせて好きなように選べるのが嬉しい。ただし、武器やアイテムは成績に応じてアンロックされていく方式の為、序盤は選択肢が少ない。

高高度降下、ジェットパックによる空中移動など独自の要素はあるものの、前作にプラスアルファした内容で大きな変更点がなく、対戦マップ数もそれほど多く無い為、前作と同じように短命で終わりそうな感じはあるが、15ドルでこれだけ遊べるのは魅力的。シングルプレイは既視感の強い内容なので、FPS歴が長い人にはオススメできない。コンクエストやタワーディフェンスが好きな人は試してみてはいかがだろう。今ならたくさんユーザーがいるので、遊ぶならお早めに購入することを勧める。

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