ARMA 2 – 歩兵から司令官まで(5)

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後半のミッションはCTIで行われる。CTIとはストラテジー要素を含んだモードのことだ。プレイヤーは司令官となり、全兵士に命令を下し、敵拠点を奪うと定期的に資源が手に入るようになり、それで新しい兵士や兵器を増やしながら全拠点を制圧すれば勝利となる。このミッションは歩兵・戦車・航空機・司令官まで幅広いプレイが可能で、ミリオタには夢のような内容となっているが、大風呂敷を広げすぎている感は否めず、世間的にはあまり評判がよろしくない。

Badlandsはそれほど時間がかからないが、Dogs of Warではマップの半分以上を使って拠点を奪い合うことになり、メインベースに近くなるほど敵の反撃が激しくなっていく。ARMA 2のキャンペーンでは一番の難所といっていいだろう。なにせ20近くも拠点があり、それに加えてサブタスクも何種類か用意されており、面倒くささで言えばManhattan(捜索ミッション)の比ではない。主人公を操作して、自力で制圧していくこともできるが、敵の数が尋常ではないので単独では厳しい。初めは自分も戦いに参加していたが制圧作業に疲れ、途中からはAIに任せることにした。

ユニットを大量生産し、T-72(戦車)に乗せ、手当たり次第に前線へと送り込む。あとはマップ画面で状況を確認しながら待つだけ。味方がやられたらさらに兵士を増やし、また送り込む。それを繰り返していれば、いつかは全拠点を制圧できる、と思われる。ARMA 2には4倍速モードが付いているが、これでも時間の流れは遅く感じられ、出来れば32倍速とか、256倍速が欲しいところだ。もしくはニノマエのスペックでもいい・・・って、これはチートか。

かなりの時間を費やしているが、未だに拠点の奪い合いは続いている。ユニットを増やしすぎたせいで徐々に重くなり、マップ画面では10fpsを下回るようになった。未だかつてこれほど大規模な戦闘をシングルプレイで再現したゲームは存在しないと思うが、限度を超えて無茶苦茶やっているようにも感じられ、The End of Evangelion以上に賛否が分かれる内容と言っても過言ではない。試み自体は評価したいが、やはり度を超えているように思う。評判の良い拡張パックやDLCを早くプレイしたいのだが、Dogs of Warはまだまだ終わりそうにない。

拡張パックのショートカットアイコンを見ているとプレイしたくなる衝動に駆られるが、そしたらARMA 2は絶対に放棄してしまうのでグッと我慢している。今なら餌を前にして、お預けをくらっている犬の気持ちが理解できる。

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