Mass Effect 2 – 残留私怨(7)

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凄腕のバウンティハンター「ザイード」を仲間に迎える。私はザイードをパッと見て、高貴な騎士のようなイメージを勝手に抱いていたのだが、実際は物凄く泥臭い人だった。賞金稼ぎを生業としているのだから当たり前か。人間らしいといえばそうなのだが、利己的過ぎて鼻につく。

ちなみにザイードのミッションもDLCだ。内容はカスミよりも平凡。ジャングルの奥地を舞台としているのは珍しいが(しかし、すぐに終わって基地の中に入る)、戦闘は普通の雑魚戦に終始している。DLCミッションの中では一番満足感が低かった。DLCの満足度はOverlord>Kasumi>Zaeedの順番かな。

そして、次に愛しのタリさんを迎えに行く。この惑星では戦闘条件に制限があり、なかなか思うように身動きができない。その中で激しい戦いが繰り広げられる。マップには複数のルートが用意され、高低差を活かした場所もあり、他に比べてレベルデザインが凝っている。最期には強力なボスも登場し、盛り上がるミッションだった。

タリさんはやっぱりミステリアス可愛い。前作でもそうだったけど、女性キャラの中ではダントツ。アダルトな魅力はサマラさんだけどね。ノルマンディ号には血気盛んで性格のキツイゴリラばっかり集ってくるから、タリさんみたいなか弱い女性は貴重な存在である。

仲間は残すところ、あと一人。ここまでかなりのバリエーションのキャラが登場している。最後はどんな人が来るのか楽しみだ。

しかし、前にも言ったように仲間同士の絡みがほとんどないのが寂しいところ。前作はなんだかんだ言って、会話中に仲間が口を挟んできたりしたのだが、今作ではそういうのがない。飼い主はシェパードだから、私達は余計な口は挟みません的なビジネスライクなニュアンスが見え隠れする。仲間の組み合わせにもよるのだろうが、ディスコミュニケーションすぎて寂しい。

もともと個人主義的な自立した人ばかりなのである程度は理解できるものの、ガラスの性格ならこうくるはず、グラントの性格ならこう反応するはずという時でも華麗にスルー。これはスカウトミッションの最中だからそうなのであって、メインミッション(コレクター関連の)ではそうでもないのだろうか。大人の事情から察すると、単にキャラクターを増やしすぎてフラグ管理が大変、ボイス量も半端ないので仲間の掛け合いを妥協したように見えるのだが、それは私の邪推だろうか。

だが、そういう不満を吹き飛ばすくらい面白く、熱中している。オムニバス形式のドラマはそれぞれゲームにしてはよくできているし、豊富な選択肢によるロールプレイ要素はリアルタイムアライメントアクションが追加されたことでさらに磨きがかかり、聖人君子から鬼畜なコマンダーシェパードまでを堪能できる。戦闘も洗練され、他のTPSと肩を並べられるまでになり、アクションゲーマーも満足するくらいの出来に仕上がっている。

コメント

  1. unkさんのMass Effect記事を見るとなぜかやりたくなってしまう不思議。
    そういえばDragon Age Ⅱ発表されましたけどunkさんはDragon Ageやらないのですか?

    ※ブログは元のやつに戻しました。

  2. Dragon Ageはありきたりな感じの世界観に魅力を感じないので、安くなったら買います。
    Dragon Ageをプレイするくらいなら、まずは放置中のStar Wars: The Old Republicをクリアしようかなと。

  3. Star Wars: The Old Republicは自分も是非やりたいのですがなぜかsteamで買うときに
    限って別のゲームを買ってしまう不思議・・・
    Mass Effect 1PC版を久しぶりに起動したらキャラメイク後の最初のJokerのやりとりで
    クラッシュ・・・うーん、何が原因なのやら

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