Alien Breed: Impact – 次回作にご期待下さい(クリア)

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ゲストパス(okiaさん、ありがとう!)を頂いたので急いでクリア。残念ながらCOOPをやる時間はなかったので、今回は軽いプレビュー記事とする。ベテラン難易度でクリアまで5時間弱だった。シングルは5ステージ用意されており、1ステージ1時間程度のボリューム。

宇宙船レオポルドが謎の幽霊船に激突され、エイリアンが襲来。主人公は生存者を助けながら、単身で脱出の方法を探すことになる。各ステージの冒頭にはコミックが挿入され、大まかな話の流れが説明されていく。主要なキャラクターや敵、アイテムには詳細な背景(ログから読める)が用意されており、世界観の構築に役立っている。宇宙船の構造は結構造りこまれており、装置のギミックも細かく、説得力がある。雰囲気的にはDead Spaceが近いだろうか。

Alien Breedは三部作の構想らしく、一作目のImpactでは問題は解決せず、敵の存在や襲撃理由もまったく分からないまま終わってしまう。二作目のDamnationのテキストは下記に用意されているので、気になる人は読んでみてもいいかもしれない。余計に続きが気になってしまうかもしれないが・・・。残念ながら三作目のテキストは空白になっている。

C:\Program Files\Steam\steamapps\common\alien breed impact\AlienBreedEp1Game\Localization\JPN

ゲーム内容はトップビューのアクションシューター。視点は主人公の向きに関係なく自由に回転できるようになっている。TPSのように主人公の前方方向に視点を固定することはできない。また、ズームも不可能。この視点は瞬時に全方向に対応できるが、慣れるまでは若干操作に戸惑うこともあるだろう。

敵はブリードというエイリアン。ほとんどが猪突猛進タイプで、なかには仲間を蘇生したり、防御をしたり、衝撃波を放ったりするものも存在する。ブリードは床や壁を突き破って登場することが多い。壁を背にして戦っていたら、その壁から現れ、囲まれることもしょっちゅうだ。神出鬼没な登場がどこから襲われるか分からない緊張感を生み出しており、常に緊迫した状態が続く。通路や部屋は狭く、動きまわって避けることは難しいため、敵の種類を見て、どれから倒していくかを判断し、接近されないようにすることが重要である。どちらかといえばアクション性よりもタクティカル性が強い内容といえる。そのお陰で展開は反復的なのだがダレない。

カメラの視点の関係でブリードを視認しにくい時が往々にしてあるが、主人公は映画エイリアンの海兵隊と同じような生体センサーを装備しているため、ブリードの存在に気付かなかったせいで攻撃をくらうということはない。ただし、ブリードが湧くポイントに主人公が立っていると奇襲攻撃を受ける。


武器はハンドガン、アサルトライフル、ショットガン、火炎放射器、レーザー、イオンスパイクの六種類。ハンドガンの弾薬は無限、それ以外は有限となっており、ロッカーや死体から拾ったり、ターミナルで購入する。しかし、ターミナルで一度に購入できる弾薬数も制限されており、金の分だけありったけ購入することはできない。ゲームを進めて、ターミナルに弾薬が補給されるのを待つ必要がある。

ハンドガンは弾薬が無限なのが魅力的だが威力は低く、中型以上のブリードの対処には向かない。アサルトライフルは序盤から後半まで安定して使える強さを誇り、正直これだけで十分戦える。それ以外の武器は若干クセがあり、効率性に欠けるため、アサルトライフルの弾薬保存くらいの役目しかない。

だが、アサルトライフルだけでは弾薬が必ず不足するので、他の武器も併用する必要がある。アサルトライフルの次に有用なのは火炎放射器だが、炎のリーチが短く、敵をノックバックさせる効果がないため、突進タイプや針を飛ばしてくるブリードには注意が必要。レーザーはアサルトライフルよりも威力は強いのだが、弾薬コストが高く、無駄づかいできない。

武器はそれぞれ改造可能。改造できるのは発射速度、リロード速度、威力の三つ。改造は複数併用できず、入れ替えなければならない。一番有効なのは威力。銃の威力が上昇することで弾薬消費が抑えられる。改造は非常に高価となっており、弾薬やアイテムを買いまくっているとお金が足りなくなる。ビンボーな序盤は改造を取るか、それとも弾薬やアイテムを取るかの選択を迫られる。消費か、倹約かで頭を悩ませることだろう。ベテラン難易度でプレイした限り、後半はアイテムやお金が有り余ったので、それほどシビアなバランスには感じなかった。

アイテムは回復キット、グレネード、タレット、アーマーなどが用意されている。ターミナルで買うと高価なので、拾って入手することがほとんどになるだろう。倹約志向の私は回復キット以外は売り払い、使用することはなかった。ちなみにタレットはパワーポイントという場所に設置でき、自動で敵を攻撃してくれる。

反復性の強い内容だが、敵との戦いは常に緊張感があり、最後までダレることなく楽しめた。ロケーションは宇宙船内が延々と続くが、機械のギミックや構造はDead SpaceやDoom 3よりも説得力があり、なおかつ興味深いものが多く、個人的には満足。ただ、購入するのは三作がリリースされてからでもいいかなという印象。おそらくセット販売で安くなるだろうし。

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