S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat – ストーカー完結編(5)

クリアまで22時間。エンディングはゲーム内で関わってきた人達の顛末が個別に描かれている(Fallout 3みたいだ)。フラグの有無で結果が変わってくるのだろう。Shadow of Chernobylのエンディングよりも詳細にプレイヤーの行動が反映されている。今回はフリープレイに重点を置いていたから、このエンディングの作りは合致している。ラストのミッションでは、あの人も登場し、あれからどうなったのかも分かるようになっており、三部作を締めくくるに相応しいストーリーが描けていると思う。

一方、ゲームプレイは建物や研究所の作りがあっさりしていて、物足りなさを感じた。X8は拍子抜けするほど短いし、他の建物も同様。前作、前々作のような「いつ解放されるか分からないクドさ」や強烈な体験は皆無。インフレ化していくプレイヤーの能力に比べて、内容が淡白すぎる。

とはいえ、サブミッションはそれぞれにストーリー性があり、これまでの作品よりもやりごたえのあるものが多い。また、シリーズの中で一番フリープレイ的な遊び方ができるようになっている。強制的な戦闘は減少し、野戦は回避しやすくなり、各派閥とも八方美人で仲良くできる。誰と仲良くするか、戦うか否かの主導権はプレイヤーが握っている。

このシリーズが好きな人は今作も楽しめるだろう。「Shadow of Chernobyl のあの人はどうなったのかしら?」と胸にしこりが残っている人は今作を遊ぶことでスッキリするのではないだろうか。逆に、S.T.A.L.K.E.R.が合わなかった人は無理して遊ぶ必要はない。内容はあくまで拡張パック止まり、ファンに向けられたファンディスクだ。

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