Operation Flashpoint: Dragon Rising – 佳作タクティカルアクション(3)

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クリア。キャンペーンはミッション11まで。それぞれのミッションは30分~1時間で済むものが多く、分量に物足りなさが残る。ただ、今回はノーマル難易度でプレイした為、難易度を上げればもう少し時間がかかりそうだ。

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ミッションの内容はこじんまりした物が大半を占めている。銃撃戦は小規模~中規模が中心で盛り上がりに欠けるように感じた。OFPやARMAのような、いくつもの分隊が衝突しあう大規模な戦いに比べるとOFP:DRの戦いは物足りない。それに特にストーリー展開もあるわけではないので、ゲーム全体に淡々とした雰囲気が漂っている。

恐らく家庭用ゲーム機のメモリの関係だと思うのだが、ゲーム機の性能では大規模な戦いは無理と判断し、このようなこじんまりとした内容にまとめたのではないだろうか。エディターではエンティティの数を制限しており、64以上のエンティティを一度に配置するとゲームが開始しないようになっている。製品のミッションもこの仕様に準じて作成されたのだろう。エディターの制限はいずれ解除されるといいのだが・・・。

ミッション10は一切戦闘せずにクリア可能

時間制限のあるところは全体の三割程度。その条件が結構シビアでもたもたしているとミッション失敗することもしばしば。初見で一発クリアは難しく、何度か挑戦することになるだろう。

私はじっくりと歩を進めていくタイプなのでミッション2とミッション11の対空兵器の破壊が難しかった。両方とも時間に追われていたため、半ばゴリ押し気味でクリアすることになった。これはノーマル難易度だからこそ可能な芸当だろう。

コックピット

乗り物に乗れるミッションが少なく、戦車に乗る機会がないのは残念。ヘリはミッション11で乗ることになるが、特にこれまでチュートリアルもなく、いきなり乗らされることになる。これはとても不親切だ。

ここでは運転はAIに任せて、自分はガンナーや後部座席に乗ることも可能だが、その場合はかなりの確率で即墜落させられてしまう。弾を(ローターに?)二、三発ぶち込めば墜落してしまうのは考え物だ。なのでヘリは自分で運転するしかない(プレイヤーが運転すると、なぜか墜落しにくくなる)。

とはいえ、AIの機銃がなかなか敵に命中しないため、近くに降りて、徒歩で制圧した方が無難である。戦車も含めて、乗り物が活躍できるようなところがもう少し用意されていると嬉しかった。「戦争ゲーだ!乗り物で大暴れしたい!」と思って購入したらガッカリすることだろう。

ヘリはあんまり役に立たない

こういうタクティカル系FPSは初心者に不親切なことが多いが、本作はわりと初心者への配慮が行き届いており、遊びやすくなっている。目標地点にはマーカーが表示されているし、そこまでの最適な経路もチェックポイントマーカーで示しているので迷いにくい。

また、敵を目視すると自動的に方向のところに赤いマークが付き、おおよその場所が特定できるようになっている。このお陰で理不尽な死が発生しにくい。難易度を上げればマーカー表示はなくなるので、そういうのが嫌いな人は難易度を上げてプレイすればいいだろう。

基本的にどこから攻めてもOKという作りになっているが、開発者の意図通りに進んでいく傾向が強い。シミュレーター要素よりもゲーム的な展開を重視しており、初代OFPとは根本的に異なる(そもそもOFPの正統後継はARMAだと言っているので、OFP:DRにOFP的な要素を求めている人なんていないと思うが)。

射線に入ってダメだよ

Delta Force、Ghost ReconなどのタクティカルアクションFPSが好きな人なら、本作もきっと楽しめるだろう。適度に指示出しして、適度に銃撃戦して、適度にバランスが緩い。OFP:DRはそんなFPSだ。

ボリュームが少ないのは難点だが、それは今後MODか、あるいはDLCで解消されることを願いたい。

ゲーム感想はいずれまとめます。

スナイパー天国

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