Bioshock Infinite – きみがぼくを見つけた日(クリア)

10時間でクリア。またBioshockと同じような感じなんだろうなと馬鹿にしつつ、進めていたが後半のジャットコースターのような展開に夢中になり、いつも間にかクリアしていた。演出とストーリーの見せ方が非常に洗練されていて、主観視点のアドベンチャーとしては高水準な作品に違いない。エリザベスという相方を利用することでSystem Shock 2やBioshockでは出来なかったストーリーテリングと導線の引き方が行われており、物語や世界観の密度がより一層濃くなっている。

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一方、シューター&アクションとしては過去作の二番煎じ、三番煎じ、四番煎じに過ぎず、System Shock 2の頃から似たようなことを繰り返しているだけなので面白みに欠けるのも事実だ。演出を重視する為、Bioshockの頃よりもサバイバル感は失われ、一本道の演出ゲームと化しており、「攻略」の観点から見た面白さは逆行していると言ってもいいだろう。サバイバル性が失われた為、アイテム集めがただただ億劫でFキー(拾うキー)を連打するのに酷い作業感を覚えざるを得ない。エリザベスとの共闘もHalf Life 2:EP1のような共闘感はなく、ただのお助けアイテムような存在であり、目新しさはない。

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だが終わりよければすべてよしというべきか、物語が丁寧に作られているのでそれも帳消しになっている。バタフライ・エフェクトメメントある日どこかで辺りの物語が好きな人にはドンピシャのものとなるだろう。人種や宗教など際どい設定を盛り込んだ極端な対比が本筋の皮肉へと繋がっており、世界設定の構築に妥協がない。それどころかメタ的な旧作ネタまで取り入れ、ファンをニヤッとさせる仕掛けも用意されている。2Kの働きによって日本語字幕音声なので理解を妨げるものはなく、素直に物語を堪能できるのも大きな強みだ。言い方は悪いかもしれないが「映画的なゲーム」を楽しみたい人にはうってつけのアドベンチャーゲームと言えるだろう。

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